fight!

今日は家でDVDを観ようと言っていたのに。

ボクシングに行って来る。終わったら家に行くから待っとって、とLINEが入っていた。

私がそろそろ勉強しないと、と言っていたから気を使った彼の優しさに間違いない。

それでも寂しいのが乙女心ってもので。

廉くんがいつ来てもいいようにベッドから出て朝ごはんを食べて着替えてちょっとだけメイクをして仕方なく勉強をすることにした。

意外にも後で会えると思うと頑張れるものでとてもはかどった。順調に進み、ちょっと休憩しようと思ったところで玄関のベルが鳴った。

ピーンポーン

しっかりとビデオカメラで確認してみると案の定廉くんだったので、すぐにドアを開けて

「おかえ、」

 ちゅっ

「ただいま♡着替えてくる」

笑顔で頭ポンポンすると行ってしまった。ちょっと寂しさを感じつつもドラマの続きが気になってテレビの前に戻った。

「ねえ、お〜い、構ってよ~」

なんか読んでる声が聞こえてくるけど今は無理。テレビ観たくてしょうがないもん。

突然、テレビとわたしの間に座って手を広げてきた。

「今見とるから邪魔せんとって」

『俺の膝の上に座って見ればええやん』

恥ずかしいからいつもなら1回は断るけど続きを見たいからすぐにぎゅっと抱きつくようにして座った。

ドラマに夢中になっているといつの間にか寝てしまったみたいで寝息が聞こえてきた。

きっとボクシングで疲れたんだろなと思ってさっきよりも強くぎゅーっと抱きついた。そして

「お疲れさま、いつもありがとう大好きだよ」と寝ている廉くんになら素直に言えた。

すると寝ていたはずの廉くんが起きてf:id:RyuShuu:20170727005554j:image